内容紹介
ゲーゼ:ヴァイオリン・ソナタ第1番 - 第3番
1-3.ゲーゼ(1817-1890):ヴァイオリン・ソナタ 第1番 イ長調 Op.6
4-6.ゲーゼ:ヴァイオリン・ソナタ 第2番 ニ短調 Op.21
7.シューマン(1810-1856):子供のためのアルバム
第2部 「年上のこどもたちのために」 Op. 68 - 第41曲 ノルウェーの歌
8-11.ゲーゼ:ヴァイオリン・ソナタ 第3番 変ロ長調 Op.59
トーマス・アルベルトゥス・イルンベルガー(ヴァイオリン)
エドゥアルド・トルビアネッリ(ピアノ)
録音 2009年3月23.24日
Salle de musique Gneis,
Salzburg
19世紀の美術界を席巻した「ロマン主義」の潮流。この中では自然の不可解な力の探求、とりわけ水のモティーフが重んじられていました。それに伴い、水辺に棲む自然の象徴・・・人魚、ニンフ、サイレーンなども題材として多く採り上げられました。これは作曲家たちも例外ではなく、シューマンの「ローレライ」やシューベルトの「美しき水車小屋の娘」など“水"による多くの音楽が生まれたのもこの時期です。北欧の作曲家ゲーゼも「人魚」や「妖精」に魅せられた一人。タイトルこそ付されていないものの、彼の3つのヴァイオリン・ソナタにも幻想的な雰囲気が漂っており、至るところに水の反映と思われる美しいパッセージを聴くことができます。また、1曲挿入されているシューマンの「ノルウェーの歌」はゲーゼへのオマージュであり、曲の冒頭のメロディはG-A-D-E=ソ・ラ・レ・ミとゲーゼの名が織り込まれています。
メディア掲載レビューほか
19世紀の美術界を席巻した“ロマン主義”の潮流。この中では自然の不可解な力の探求、とりわけ水のモティーフが重んじられていました。それに伴い、水辺に棲む自然の象徴・・・人魚、ニンフ、サイレーンなども題材として多く採り上げられました。これは作曲家たちも例外ではなく、シューマンの「ローレライ」やシューベルトの「美しき水車小屋の娘」など“水”による多くの音楽が生まれたのもこの時期です。北欧の作曲家ゲーゼもやに魅せられた一人。タイトルこそ付されていないものの、彼の3つのヴァイオリン・ソナタにも幻想的な雰囲気が漂っており、至るところに水の反映と思われる美しいパッセージを聴くことができます。また、1曲挿入されているシューマンの「ノルウェーの歌」はゲーゼへのオマージュであり、曲の冒頭のメロディはG-A-D-E=ソ・ラ・レ・ミとゲーゼの名が織り込まれています。 (C)RS